ケトコナゾールが配合されたシャンプーで薄毛対策!

シャンプー 男性の薄毛は、生え際が後退して額が広くなるタイプとつむじの主変部分が拡大してしまいお皿が載ったようになるタイプが大部分を占めているのが特徴です。
前者はM字ハゲ、後者はO字ハゲなどと呼ばれていますが、これらは違う種類の薄毛ではなく、共にAGAと名付けられた脱毛症です。
このために、最終的には生え際から頭頂部までの髪の毛が完全になくなるまで進行するので、両者はつながったような状態となります。

なお、このAGAの日本人男性における発症頻度は約30%で、全ての人が薄毛になるというわけではありません。
それでは、発症を左右するポイントは何かというと、遺伝的な要因で決定すると考えられています。
特に、X染色体上に存在しているアンドロゲンレセプター遺伝子の多型で、これを受け次いでいた場合はかなりの確率で発症します。
ちなみに、この遺伝子を受け継いでいた場合は、生え際から頭頂部にかけての毛根内部の男性ホルモン受容体がDHTと効率的に結合するようになり、脱毛因子のトランスフォーミング増殖因子を誘導します。
この脱毛因子は毛周期における成長期の状態にある毛母細胞を退行期や休止期に切り替えるという作用を発揮します。

これにより、本来であれば3~5年程度続く髪の毛の寿命が、半年~1年程度と極端に短縮されます。
このために、太く長く成長できなくなるので、軟毛化という状態が進行するようになります。
これが、AGAにより薄毛になる仕組みです。
ちなみに、後頭部や側頭部の髪の毛が薄毛になりにくいのは、これらの部分にはDHTの生産に関与しているII型5α-reductaseという還元酵素が存在していないためです。

なお、このように遺伝的な要因が関係しているので、発症自体を防ぐことは出来ないAGAですが、進行を防止する対策が確立されています。
その対策とはプロペシアという内服薬で、厚生労働省が行った臨床試験では、軽度改善以上の効果が被験者の58パーセントに、不変以上の効果が98パーセントにそれそれ確認されています。

この内服薬の作用機序は、II型5α-reductaseの酵素活性を阻害することにより、DHTの生産を抑制するという内容です。
つまり、髪の毛に対しての直接的な作用はありませんが、結果的に抜け毛防止効果を発揮することになります。
ちなみに、このようにDHTを阻害することでAGAの進行を防ぐという方法は他にも用意されており、特に近年注目を集めているのがケトコナゾールが配合されたシャンプーです。

医薬品シャンプーなので市販では買えない!?

ケトコナゾールが配合されたシャンプーは、手軽に効率的なAGA予防が実現できるということで、現在人気を集めています。
ちなみに、ケトコナゾールとは水虫やカンジダ症の治療に使用されている抗真菌薬で、強力な殺菌作用を発揮します。

この抗真菌薬がAGAに対して効果を発揮する仕組みは、プロペシアと同様に悪玉男性男性ホルモンのDHTの生産を抑制するというものですが、アプローチする部分には違いがあります。
具体的には、プロペシアの場合はテストステロンをDHTに変換する酵素を対象としていましたが、ケトコナゾールはプロゲステロンをアンドロステンジオンに変換するCYP17という酵素の活性を阻害します。
ちなみに、この抗真菌薬により生産が抑制されるアンドロステンジオンは17-Hydroxyprogesteroneに変換されることにより、男性ホルモンのテストステロンになります。
つまり、プロペシアよりも上流の部分にアプローチするということになります。

身体の内側に作用して抜け毛防止を実現するケトコナゾール配合のシャンプーは、国内では認可されていないので、店頭では取り扱われてはいません。
このために、入手するためには提供している医薬品メーカーから直接注文するか、海外の医薬品を取り扱っている個人輸入代行業者を利用するかのいずれかとなります。

このケトコナゾール配合のシャンプーは医薬品ということで作用はかなり強力です。
このために、皮脂の取り過ぎや頭皮のかゆみなどの副作用が報告されているので、抜け毛防止のために安易な気持ちで利用するのは適当ではありません。
なお、これらの皮脂の取り過ぎによる副作用を防止するためには、使用する回数を少なくするというのが有効な対策となります。
具体的には、1週間に1度程度のペースであれば、皮脂を取り過ぎることもないので、副作用が発生する心配はありません。